大たいまつの炎と煙の中をゆっくりと歩く見物客=2025年8月26日午後8時4分、山梨県富士吉田市、相場郁朗撮影 富士山麓(さんろく)に夏の終わりを告げる「吉田の火祭り」が26日夜、山梨県富士吉田市であった。通称「富士みち」と呼ばれる北口本宮冨士浅間神社近くの国道は富士山の吉田口登山道につながる。「鎮火祭」の名称があり、富士山の噴火を鎮める祭りとして行われてきた。約2キロ続く会場などでは高さ約3メートルの大たいまつ約100本が奉納され、たき上げられて夜空を焦がした。訪れた行楽客は火の粉を浴びつつ、祭りを楽しんでいた。