【動画】花火師たちの言葉=室矢英樹撮影
連載「HANABI」第10部 花火師たちの言葉(4)
いま、もっとも勢いのある花火師だろう。海外展開で先頭を走る斎藤健太郎さん(45)。その言葉からは、故郷・大曲へのほとばしる情熱が感じ取れる。
◇
響屋大曲煙火(ひびきやおおまがりえんか)の社名には「お客さまの心に響く大曲の花火」という意味を込めています。
日本にとどまらず、世界中に届けたい。そう思い、海外進出に挑戦しています。
中国・瀏陽(リウヤン)市は世界最大の花火のまちとして知られています。2013年に初めて訪問したとき、海外から集まったバイヤーはみな、「大曲といえば、日本を代表する花火のまち」と知っていました。大曲を名乗る責任を実感しました。
大曲のまちは大会当日こそ、数十万人のお客さんが集まるけれど、現実には人口が減って寂しくなる一方です。プロポーズ、家族の誕生に弔いと、プライベート花火の機会を増やし、毎週末に打ち上げることができないだろうかと考えています。
- 【連載(3)】仕事は「お客様ファースト」で 大曲の花火、裏方トップが感じる幸せ
かつてのにぎわいを取り戻すためには、国内外を問わず、交流人口を増やさないといけない。大曲の花火を海外に紹介し、世界中から本場に呼び込む。
これが、私たちが海外に進出する大きな理由です。18年に国際事業部を社内につくり、コロナ禍の間に輸出の準備を進めました。
来年は北米、欧州へ
24年に第1弾となる韓国への輸出にこぎつけ、ことしは中東オマーンに花火を送り、打ち上げることに成功しました。
ホップ、ステップときて、2…