津久井進弁護士 繰り返し災害にあう時代に、被災者支援はどうあるべきか。災害法制に詳しい津久井進弁護士(56)に聞いた。 月1回ほど、石川県能登の被災地に支援に通っています。能登半島は、さかのぼれば2007年3月と23年5月の地震でも最大震度6強を記録。24年元日の地震・津波、8カ月余り後に襲った豪雨被害に、行政の混乱による「人災」も加わり、まさに多重被災の課題が凝縮した現場です。 多重被災の最大の問題は「心が折れる」ことです。 見えにくい被害 支援のすきまに落ちる被災者 能登半島地震の被災者が住む仮設住宅が、8カ月余り後の豪雨で床上浸水した。使えなくなった家財を運ぶボランティア=2024年9月28日、石川県輪島市、田辺拓也撮影 再建へと進み始めたところで…