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献花する高校日本代表の選手たち=沖縄県糸満市
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 野球の第32回U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)に出場する高校日本代表が3日、開催地の沖縄県にある県平和祈念公園(糸満市)を訪れ、同世代の高校生から歴史を伝え聞いた。

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 公園がある場所は、太平洋戦争末期に日米が戦った沖縄戦の最後の激戦地のひとつ。糸満高3年の伊敷(いしき)妃菜さんが、びょうぶ状に並ぶ「平和の礎(いしじ)」に沖縄出身者、日本兵のほか、米兵など計約24万人の戦没者の名前が刻まれていることなどを説明した。

 戦時中、同じ年齢の子どもたちが出兵していたことも教わった。1番打者を担う敦賀気比の岡部飛雄馬(ひゅうま)は「平和に向かった沖縄の歴史があってこそ、今の野球ができる環境がある。感謝してプレーしたい」。

 大会関係者によると、大会に参加する他国の選手たちも県平和祈念公園を訪れているという。

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