大麻を所持していたとして麻薬取締法違反(共同所持)の疑いで警視庁に3日に逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)が、調べに「20歳のころ、語学留学で(米国の)ロサンゼルスにいた時に初めて大麻を吸った」と話していることが、捜査関係者への取材でわかった。帰国後、テレビへの出演が増えた数年前から大麻を使う量が増えたとも説明しているといい、警視庁が入手経路などを調べている。
警視庁は3日朝、7月10日までに同居する20代女性=同容疑で逮捕=とともに東京都杉並区の自宅で乾燥大麻相当量を所持した疑いがあるとして、清水容疑者を逮捕した。家宅捜索で押収した大麻とみられるものについて鑑定したところ、約0.4グラムの乾燥大麻と判明。3日午後、この大麻を所持した容疑でも再逮捕した。
捜査関係者によると、清水容疑者は米国に留学していた20歳のころ、「ホームパーティーに招待され、巻紙で巻いた大麻をたばこのような感じで吸わせてもらった」ときっかけを説明。帰国後の21、22歳ごろから「高揚感、リラックス感を味わいたい」と日本でも吸うようになったという。
その後吸わない時期もあったが、テレビ出演などが増えて収入が増えた2年前ごろから吸う量が増えたといい、「今年に入って月に数回ペースで吸うようになった」と話しているという。
事務所ホームページによると、清水容疑者は、映画「東京リベンジャーズ」シリーズや、放送中のTBS系の連続ドラマ「19番目のカルテ」に出演している。TBSテレビは報道を受け、「出演シーンをカットする方向で対応をすすめています」としている。
事務所は、3日にホームページを更新し、「今回の件を今朝のニュース速報で初めて知り、大変困惑している。ご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げます」などとコメントした。