国連障害者権利委員会は3日、パレスチナ自治区ガザで2023年10月にイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって以降、約4万500人の子どもが負傷し、その半数余りにあたる少なくとも2万1千人が身体や精神面で永続的な障害を負ったと報告した。委員会はイスラエルに対し、障害のある子どもを攻撃から守るための具体的な措置を講じるよう求めた。
報告書はまた、戦闘下で障害のある人たちが様々な困難に直面していることを指摘している。
イスラエル軍が退避命令を出しても、聴覚や視覚に障害のある人の場合、命令が十分に伝わらないことが多い。報告書は、食料などの支援物資を取りに行くにも移動が困難としている。
報告書によると、ガザの障害…