連珠の世界選手権が8月5~15日にチェコのブルノで行われ、日本の中山智晴さん(33)が優勝した。日本勢の優勝は28年ぶり。
連珠は五目並べを競技化したもの。日本で発展し、海外に広まった。世界選手権は1989年から行われている。
近年は中国が強く、今回の決勝リーグでも12人のうち6人を中国勢が占めた。そのうち1人が1回戦から4連勝。中山さんはその時点で「1勝3引き分け」で、優勝は難しいと感じていたという。
しかし、徐々に上位勢の成績が拮抗(きっこう)。最終11回戦では、中山さんが勝った後、初戦から4連勝したその選手が、日本で名人のタイトルを持つ神谷俊介さん(31)に敗れた。
勝利を勝ち点1、引き分けを勝ち点0.5で計算した結果、中山さん、神谷さんを含む4人が7.5点で並んだ。対戦相手の勝敗をポイントにして比べた結果、中山さんが小差で1位となり、優勝が決まった。
■「優勝すると思ってなかった…