昨季、優勝を逃した時から、そこだけを見てやってました。優勝を素直に喜びたいなと思います。
入団してまだ5年目ですが、毎年同じ体の状態、感覚で投げられないと年々感じています。今年はそこが一番難しかった。相手打者のアプローチの仕方も、昨年とは全く違いました。その中で、自分の理想などは諦めて、結果を出しにいく方向にシフトしました。何が一番、確率を高く抑えられるかを必死に考えてきました。
- 「ビビッときた」出会いから9年 LINEで感じた佐藤輝明の成長
リリーフとして、先発投手の白星を消せないという重圧はあります。例えば9月2日の中日戦では、(村上)頌樹のキャリアハイの11勝がかかっている中での九回の登板でした。
ただし、先発が頑張って、野手が打ってくれたから……という感情をマウンドに持ち込むことはないです。そういうことを思ってしまうと、100%できていたことができなくなる確率が高いので。
感情をマウンドに持ち込まないことは、プロに入ってからの経験で徐々に身につけました。
2年前の4月12日の巨人戦…