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新たな展示室について来館者に説明する木川泰弘館長(中央)=2025年9月7日午後1時5分、香川県三豊市豊中町、福家司撮影
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 香川県三豊市の私設鉄道博物館「Kトレインワールド」が開館6周年を記念して進めてきた増築工事が完成し、7日の記念イベントで披露された。「0番線展示室」として、欧州の鉄道などに関連する木川泰弘館長(68)のコレクションを中心に展示している。

 西側に増築された展示室は木造平屋約15平方メートルで、ペンキ塗りやフローリングは、木川館長自ら手がけ、3カ月で完成した。室内には、長さ2メートルもある英国製のSLの形のタンス、SLの木製模型の機関車にボトル、炭水車にグラス、をそれぞれ収納したラトビア製のバートレイン、パリ・リヨン駅のレストランで使われていた食器、オリエント急行のポスターなどを展示。JR四国の観光列車「伊予灘ものがたり」(初代)で実際に使われていたソファも置いた。

 木川館長は「子どもと一緒に訪れる保護者がくつろげるよう、ラグジュアリーな空間を目指し、さらに展示を充実させたい」と話している。

 入館料500円。土日祝日開館。

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