京都市中京区の専用劇場で2012年4月から続くパフォーマンス「ギア―GEAR―」が9月11日、通算5千回の公演を達成した。事務局によると、日本オリジナルコンテンツのロングラン記録として5千回を数えるのは初めてという。
5千回公演を達成し、観客らと喜ぶ「ギア」の出演者=2025年9月11日午後3時54分、京都市中京区、新井義顕撮影
ギアは、年齢や国籍を問わずに楽しめる台詞(せりふ)のない「ノンバーバル(非言語)パフォーマンス」。動きや表情、映像、音楽、マジックなどのパフォーマンスでストーリーを紡ぐ。
統括プロデューサーの小原啓渡さん(65)は「ギアが伝えたいのはバランスと調和の大切さ。これからも年齢や言葉の壁を越え、同じ時間と空間を共にする感動をお届けしたい」と話した。
事務局によると、累計観客数は34万9千人を超え、来場者の国籍は80カ国以上にのぼるという。
5千回公演を祝う「ギア」の出演者ら=2025年9月11日午後3時48分、京都市中京区、新井義顕撮影
5千回公演を達成し、握手を交わす初演時から出演しているドール役の兵頭祐香さん(中央)とマイム役のいいむろなおきさん(左から3人目)=2025年9月11日午後3時43分、京都市中京区、新井義顕撮影
観客に向け、感謝の言葉を話すドール役の兵頭祐香さん(中央)=2025年9月11日午後3時44分、京都市中京区、新井義顕撮影
所狭しと舞台を駆けまわる(左から)マイム、ジャグリング、ドール、ブレイク、マジックのパフォーマーたち=2025年9月11日午後3時30分、京都市中京区、新井義顕撮影
盛大に紙吹雪が舞うステージ=2025年9月11日午後3時16分、京都市中京区、新井義顕撮影