正体不明の路上芸術家、バンクシーがロンドンの王立裁判所の建物に描いた新作が、裁判所の管理部署に消された。10日、英BBCなどが報じた。バンクシーの作品は高額で取引されることでも知られる。
消された作品は、血のついたプラカードを手に地面に倒れた抗議者を、伝統的なかつらとガウンを身につけた裁判官が木づちで殴りかかる様子を描いたもの。ロンドンにある王立裁判所の外壁に描かれていた。
バンクシーが8日、自身のSNSで作品の写真を投稿。BBCなどによると、直後に裁判所側が、バリケードで作品を覆い、その後、作業員がこすり落として撤去した。裁判所側は作品の撤去について、建物が歴史的建造物に指定されているためとしている。
バンクシーの投稿は「王立裁…