丸亀製麺などを運営する外食大手トリドールホールディングスは17日、店舗などで働く従業員の待遇改善策を発表した。店長制度を刷新し、現在は500万~520万円程度の年収を、新しい報酬制度では最大2千万円に引き上げる。
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店長制度は「ハピカンオフィサー」という制度に変える。「ハピカン」は、幸福(ハピネス)と感動を組み合わせた。
これまで店長が担ってきた店舗運営業務の一部を副店長などに移した上で、店長には店独自の「感動体験の創造をリード」する役割を求める。店舗売上高以外に、従業員や来店客の声をデータサイエンスも活用して分析、評価していくという。
丸亀製麺の場合、「ハピカンキャプテン」という名称にして11月から導入する。評価に基づき、「スター」「エクセレント」「グレート」と階層が上がっていく仕組みで、年収は最大2千万円になるという。今後、3年でキャプテンを300人、年収2千万円クラスを10人育てていきたいとしている。
また、トリドールグループの…