日本生命保険から銀行に出向していた社員が大量の内部情報を無断で持ち出していた問題で、第一生命保険の社員も出向先の代理店から内部情報を無断で持ち出していたことがわかった。
- 日本生命の不正、顧客の不利益は 他社は同様の行為をしていないのか
金融庁が日生以外の生保の実態把握を進めていることも判明。他の大手生保では、明治安田生命保険は取材に「当社も実態把握が必要だと判断した。調査を進める」と明らかにした。住友生命保険も調査する模様で、問題は業界全体に広がってきた。
第一生命によると、昨年発覚した代理店での契約者情報の漏洩（ろうえい）問題をめぐる調査の過程で、内部情報の無断取得も確認された。代理店が販売した生保各社の商品の割合が分かる情報で、不正競争防止法が禁止する営業秘密の侵害には当たらないとの見解が外部弁護士などから示されたため、公表しなかったという。
170人が出向
日生の問題を受け、改めて件…
