パレスチナ自治区ガザの最大都市、北部ガザ市への地上侵攻を開始したイスラエル軍は17日も攻撃を続けている。軍はガザ市の制圧には数カ月かかるとみているという。ガザ保健省は同日、イスラエル軍のガザ侵攻によるパレスチナ人の死者数が６万５千人を超えたと発表し、犠牲者の拡大が懸念される。
イスラエル軍は17日、過去2日間で空軍と砲撃部隊がガザ市内の150以上の標的に攻撃を加えたと発表した。中東の衛星放送局アルジャジーラは16日、ガザ市への地上侵攻が15日に始まって以降、ガザ市を中心に100人以上のパレスチナ人が死亡し、少なくとも17棟以上の住宅用建物などが破壊されたと報じた。
イスラエルメディアによると、軍はガザ市の制圧に2～3カ月かかり、市内に残るイスラム組織ハマスの戦闘員らの掃討作戦にはさらに長い時間がかかるとみている。
迫るイスラエル軍、「退避すべきか」迷う住民
ガザ保健省の17日の発表に…
