文化財防災の未来を考えるシンポジウム「みらいにつなぐ文化財」が10月1日午後1時半、東京国立博物館平成館大講堂で開かれる。
近年激甚化する自然災害や火災などで、貴重な文化財の被害が相次ぐ中、次世代に引き継いでいくために官民が連携して何をすべきか、文化財防災に携わる専門家らが討論する。設立5周年を迎える国立文化財機構文化財防災センターと朝日新聞社の主催。
シンポでは、高妻洋成・文化財防災センター長が「阪神・淡路から能登 文化財防災の30年」と題して基調講演。山下信一郎・文化庁文化財鑑査官、山梨絵美子・日本博物館協会会長、宗田好史・京都府立大学名誉教授の3人による報告のあと、犬塚将英・文化財防災センター副センター長の司会で登壇者によるパネルディスカッション「地域社会の復興と文化財」を開く。
申し込みは専用フォーム(QRコード)から。先着350人。26日締め切り。問い合わせは事務局(06・6201・8034=平日午前10時~午後5時)。