東京都渋谷区の長谷部健区長は17日、「小1の壁」対策として、来年4月から区立18小学校で「朝の預かり事業」を始める考えを明らかにした。
「小1の壁」は、小学校1年生になった子どもの登校時間が保育園の時より遅いなどの理由で、親の仕事と子育ての両立が難しくなる問題。長谷部区長は、この日開会した区議会本会議での質問に答え、「朝の子どもの居場所づくりは対応すべき課題だ」と述べた。
区によると、午前7時半から体育館や校舎で預かり、シルバー人材センターなど外部に見守り要員を委託する方向で検討する。現在の登校時間は最も早くて午前8時からという。