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物価

 8月の消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品を除いた総合指数が111.6になり、前年同月より2.7%上がった。上昇率が3%を下回ったのは昨年11月以来9カ月ぶり。政府の電気・ガス代補助が押し下げに寄与した。一方で食料や住居関連、交通通信費などの値上がりが指数を押し上げている。

 総務省が19日に発表した。生鮮食品を含めた総合指数も前年同月比で2.7%の上昇だった。

 食料は前年同月比7.2%上昇した。前月(7.6%)よりやや和らいだが、高い伸びが続く。コメ類は69.7%上昇。昨年8月も値上がりが加速していたため、前年同月比の伸び率は下がってきたが、指数自体は高い水準のままだ。ただし、ブレンド米として流通する備蓄米は調査対象に含まれていない。

 おにぎり(18.5%)や外…

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