
「カキ小屋」で客に提供するカキの価格について、不当な表示をしていたとして、消費者庁は10日、景品表示法違反(有利誤認)で、アウトドア・イベント業「LH(エルエイチ)」(東京都目黒区)に対し、再発防止策を講じることなどを求める措置命令を出した。
消費者庁によると、LH社と、同社とフランチャイズ契約を結んでいる業者は、例年、秋から翌年の初夏にかけて、1カ月程度の期間限定で、国内各地の商業施設の屋外スペースなどで「出張カキ小屋 牡蠣(かき)奉行」と称するイベントを開催。宣伝サイトでは「宮城県石巻のカキを全国の人に食べてもらうことが、継続的な復興支援につながっている」と説明し、客がバーベキュー形式でカキなどを焼いて食べる仮設店舗を開いている。
違反とされたのは、今年2月から5月にかけてサイトに載せた、東京都や茨城県など1都13県計22カ所での出店に関する表示。
「宮城県産カキ一盛り(約1キログラム)」で「通常価格1320円→復興支援価格880円」と宣伝していたが、昨季の出店が始まった昨年9月までさかのぼっても1320円で販売した実績はなく、880円または660円で提供していた。消費者庁は、実際の提供価格(880円)が、通常より安いかのような認識を与える表示として、景表法違反と認定した。
LH社は取材に対し「再発防止に向けた対応をすすめて参ります」とコメントしている。














