
奈良市の世界遺産・薬師寺の西側で、金堂に匹敵する規模の大型建物跡が出土した。調査を手がけた奈良文化財研究所(奈文研)が5日、発表した。平安時代の文献に記述がある、薬師寺西院の「正堂(しょうどう)」という建物の跡とみられる。
奈文研は昨年6~11月に市道建設の事前調査として、薬師寺旧境内を通る近鉄橿原線の西側を調査。その結果、奈良時代のものとみられる建物の基壇(土台)を覆った石材の一部や、階段の跡が見つかった。
基壇北側の裾の石列は凸字状になっており、幅約4・8メートルの階段があったことが判明。基壇南側の石列も見つかり、基壇の南北幅は約22メートルと分かった。東西幅は不明だが、中心伽藍(がらん)の金堂の基壇は階段の幅が約3・8メートル、南北幅が約18メートルで、西院正堂はそれに匹敵する規模だったとみられる。
西院「これまではまったく不明」
西院は「日本書紀」を完成さ…















