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首都圏への送電を始めた6号機の原子炉建屋=2026年2月16日午後10時27分、東京電力柏崎刈羽原発、戸松康雄撮影

 東京電力は24日、柏崎刈羽原発6号機(新潟県)の原子炉を起動させた。発電用タービンなどの点検のため計画的に停止していた。起動の作業を開始した直後に制御棒を動かす装置で警報が鳴り、作業は中断されたが、不具合は解消したとしている。

 東電によると、同日午前1時、原子炉に差し込まれた205本の制御棒のうち26本を第1グループとして引き抜く作業を始めた。

 その直後に、1本について制御棒を上下に動かす装置が分離したことを示す警報が発報。このため、作業を中止し、制御棒をすべて原子炉内に戻して、マニュアルに沿って状況の改善を図ったところ、不具合が解消されたとしている。

 午前6時25分に制御棒の引き抜きを改めて開始し、同7時37分に核分裂反応が連続する臨界となった。今後、引き抜きを進めて出力を上げ、電気出力100%(1356メガワット)まで上昇させる予定。

昨年8月に同様の事案

 6号機では再稼働前の昨年8月25日、制御棒の引き抜き試験の際に、1本の制御棒を動かす装置が周囲のチューブにひっかかり、約1カ月にわたって動かせなくなる事案が起きていた。東電によると、今回も同じ警報が鳴ったが、早期に回復できたとしている。

 1月21日に原子炉を起動させた6号機では、同月22日に起きた警報トラブルによる停止のほか、格納容器内やタービンなどの点検のために2回、計画的に停止されており、今回が4回目の起動操作となった。

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