
鳥取県議会の答弁で、東京を引き合いに出し「おばさん」と述べた平井伸治知事が24日、「議会の混乱を招いた」としてこの発言を撤回し、議事録からの削除を議長に申し出た。小池百合子都知事を念頭に発言したものと受け止められ、一部議員が「女性蔑視にあたる」と主張していた。
議会事務局によると、平井知事は18日の本会議の一般質問で、人口減少対策として県内の子ども1人あたり1千万円の現金給付を提案した議員に答弁した際、「東京だったらそう言ってすぐにやるおばさんがいらっしゃるかもしれませんが、うちはそういう環境になくて」などと述べた。
その後、別の議員が女性蔑視にあたるとして議事録から発言を削除するよう求めていた。平井知事は「不十分な表現で混乱を招いた」として、24日に発言の取り消しを議長に申し出た。県議会は該当部分を削除した議事録や動画を公開する。
平井知事は25日、報道陣に「特定の人を指した言葉ではない」とした上で、発言を撤回した理由について「議会を混乱させる意図はなく、迷惑がかからないようにする」と説明した。
平井知事の発言について、小池知事は19日の定例会見で「知事自らが先頭に立っておじさん発言をしているからこそ、女性がその土地に希望を持てなくなるのではないか」と話していた。
平井知事は25日、報道陣に「おじさんがいいのであれば、おばさんだっていいのではないか。おばさんやおじさんというのは情愛や敬愛の念を込めて使われる言葉で、人をおとしめる時に使う言葉ではない」とも述べた。
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