
連載コラム「政海コンパス」 編集委員・松田京平
このコラムは…
日本政治のこれからを展望します。過去に学び、永田町はもちろん地方や海外にも視野を広げ、未来を見据える。先行きが読めない時代に、政治という大海原を見渡すための羅針盤となるようなコラムをめざしています。
地方議会は何かと評判が悪い。最近も福岡県議会の「カツアゲ」疑惑や高額の海外視察が話題をさらった。地域づくりの担い手として、首長と並ぶ「車の両輪」が期待される地方議員が政治不信を高めていては困る。
議員のなり手、そして「質」を確保するにはどうしたらよいのか。その答えを探るため、来春の統一地方選を前に、住民対象の「議員の学校」を開いた北海道栗山町を訪ねた。
札幌市から車で東へ約1時間。人口1万人余の町は夕張市と岩見沢市に隣接し、米やジャガイモの生産が盛んだ。野球日本代表監督を務めた栗山英樹さんが住まいを持つことでも知られる。
町議会が始めた議員の学校は2回目。1年間で計10コマのカリキュラムを組み、議会の仕組みや町の財政などを学んだ。受講料は無料。町内外から9人が受講し、8月10日に最終講義を迎えた。仕事の後に参加できるように、この日もスタートは午後6時だ。
「ぜひ皆さんには議会に出てきていただきたい。我々もビクビクしながら来年4月に選挙をしたい」。鵜川和彦議長がこうあいさつすると、受講生は「模擬議会」を体験するため議場へと向かった。

模擬議会では、すでに可決し…







