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13日に開催された社会保障審議会年金部会では、年金の給付水準の多様な示し方を議論した=東京都千代田区平河町の全国都市会館
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 自分の働き方や生活スタイルだと、受け取る年金はどのくらいになるのか――。将来をイメージしやすいように、厚生労働省は「モデル年金」の示し方を変える具体的な検討に入った。会社員や公務員らが加入する厚生年金では、これまで「サラリーマンと専業主婦」世帯の1種類だけだったが、個人の年金額をもとに多様な形態に対応する示し方へと再編する。

 13日に開かれた厚労省の社会保障審議会年金部会で「検討例」として計25種類の示し方を公表した。たとえば、男性のみ平均収入で働く片働き世帯の従来型だと月額約23万円だが、共働き世帯だと約29万5千円となる。

 「検討例」ではまず、「個人の年金水準」を8種類に細分化して示した。厚生年金の保険料算定のもとになる収入について「平均」「平均の1.25倍」「0.75倍」という3種類を男女別に設定。これに「パート(男女の短時間労働者の平均的な収入)で働く場合」、「国民年金のみ加入する場合」を加えて計8種類の年金額を計算した。

 その上で、個人の年金受取額の例を組み合わせ、「共働き世帯」「片働き世帯」「国民年金のみの自営業世帯」の夫婦合計の年金額を例示している。

 厚労省は、毎年の年金額改定…

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