あおぞら銀行は13日、大和証券グループ本社から出資を受け、資本業務提携を結ぶと発表した。大和証券が約519億円を出してあおぞら銀の第三者割当増資を引き受け、出資比率15%超の筆頭株主となる。
あおぞら銀は同日発表した2024年3月期決算で、純損益が499億円の赤字（前年は87億円の黒字）に陥った。出資受け入れにより経営基盤を立て直す。
あおぞら銀の赤字はリーマン・ショックのあった09年3月期以来、15年ぶり。米国での在宅勤務の拡大や金利上昇に伴い、米国の不動産市況が悪化。米オフィス向け融資の貸し倒れに備えた引当金として446億円を計上し、赤字転落の主因となった。ただ、債権の回収を進め、25年3月期は純利益が180億円の黒字になる見通し。
大和証券との資本提携によっ…
