介護保険料を全国平均でみると、制度が始まった2000年度以来、右肩上がりで上昇している。ただ、地域差も目立ちつつある。
- 介護保険料、制度開始当初の倍 全国平均月3.5%増の6225円に
今回最も低かった東京都小笠原村は、月3374円に据え置いた。国のシステムを使って試算すると5千円超の保険料が見込まれたが、余った徴収金を積み立てた基金3130万円を取り崩すことで、上昇を抑えた。
引き下げた別の自治体は、コロナ禍でデイサービスなどの利用が低下して戻っていないと説明。ほかに、要支援や要介護の認定者数が想定より伸びず、将来のサービス利用が抑えられると見込み減額した自治体もあった。
介護事業者の参入状況も影響か
厚生労働省によると、地域差…