【動画】長谷川岳議員が札幌市幹部らを叱責する音声
自治体職員が威圧的と感じる言動をとっていたことが明らかとなっている自民党の長谷川岳参院議員が、札幌市幹部を叱責(しっせき)した際の打ち合わせの議事録と約24分の音声を情報公開請求で入手した。
- 「威圧的な言動」長谷川岳議員を頼る背景「学生時代から天狗」評も
「そこの札幌市の連中!(略) 一番大事にしなきゃいけないところを無視じゃん! 信じられない!」
「何考えてるんだ! 札幌市は!」
「狂っとるよ!」
「こっちは毎日を勉強しながら各省庁の皆さんと笑いあいながらね、要は規制緩和は全部通すようにやってるよ。あんたから1回もありがとうもくそもメールもない。ありがとうもない。結果もない。誰だ、お前はって感じだよね」
「もうちょっとちゃんと、人を1週間で集める動きが取れないと、環境省と札幌市はボケてる」
「僕はブチ切れるよ、これだったら」
「ありえない!」
今年3月、札幌市の最重要政策の一つ、GX(グリーントランスフォーメーション、脱炭素化)推進に関する打ち合わせ。札幌市や北海道庁、経済産業省、環境省や金融機関の幹部ら15人以上が集まった市内のホテルで、長谷川氏は複数の札幌市幹部に厳しい言葉を繰り返した。
GX推進をめぐり、北海道では2023年6月に産学官金によるコンソーシアム「チーム札幌・北海道」が発足。「アジア・世界の金融センターの実現」「40兆円の投資を呼び込む」などと掲げ、今年1月には国に「GX金融・資産運用特区」を申請した。札幌市はコンソーシアムの中核を担っている。
議事録や関係者への取材によると、長谷川氏はGX推進にあたって札幌市職員の礼儀やマインド、調整・連携態勢などを問題視。「危機感がない」「サービス精神が足りない」「ひどい縦割り」などと指摘した上で、秋元克広札幌市長にも電話で苦言を伝えたと述べた。
打ち合わせの音声では、叱責を受けた幹部が「申し訳ございません」と繰り返しわびている様子も確認出来る。
GX担当職員、時間外勤務100時間超え連続5カ月
秋元市長はこれまでの会見で…