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2024年5月16日、ロシアのプーチン大統領(左)は習近平国家主席の執務室がある北京の中南海で少人数会合に臨んだ=新華社
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 ロシアのプーチン大統領と中国の習近平(シーチンピン)国家主席は16日夜、北京での非公式会談でウクライナ侵攻を協議した。習氏はロシアも参加する国際会議の開催を提唱。ロシア側は「詳細に議論した」としており、中国のさらなる支援策などを協議した可能性もある。

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 中国外務省によると、習氏は会談で、「危機の根本的な解決には、バランスがとれ、持続可能な安全保障の枠組みが必要だ」と述べ、ロシアとウクライナの双方が参加する国際会議の開催に建設的な役割を果たすと発言。ウクライナや米欧が6月にロシア抜きで開催する「ウクライナ平和サミット」を批判するロシアと足並みをそろえた。

 ロシアのウシャコフ大統領補佐官はロシア国営テレビに対し、「非常に詳細に(協議した)。1対1だ」と話した。中国側によると、プーチン氏は、侵攻の政治的解決に向けた中国の役割を「歓迎」し、意思疎通を密接に続けていくと述べたという。

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