パレスチナ自治区ガザの戦後統治をめぐり、イスラエルのガラント国防相がネタニヤフ首相に、軍事的に支配しないよう求めた発言が波紋を広げている。ネタニヤフ氏は16日、近くガラント氏と「1対1」で会談する意向を示した。一方、地元有力紙イディオト・アハロノトは17日、軍事的支配は不可能とする同国当局の見立てを伝えた。
- 「ガザ、支配しない」イスラエル国防相、ネタニヤフ首相に反旗
ネタニヤフ氏は16日、軍幹部らと上空からガザを視察。「タイムズ・オブ・イスラエル」によると、視察後に「国防相の発言について、私が彼に言わなければならないことは、まず1対1で言う」と語った。
イディオト紙によると、イスラエルの治安当局が作成した内部文書では、ガザ境界の管理は、安全保障上のリスクに加え経済的負担も大きく、ガザの軍事支配はできない、と結論づけられているという。
ガザ最南部ラファを含む全土…