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「瀧之拝太郎」の駐車場は災害時などにヘリポートとして使用できる=2024年5月14日、和歌山県古座川町、勝部真一撮影
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 大型連休も多くの観光客らでにぎわった「道の駅」。食事ができてお土産を買えるところも多く、長距離ドライブの休憩だけでなく、旅の目的地として訪れる人も少なくない。

 実は和歌山県は日本一の「道の駅大国」だ。さまざまな機能を持つ駅も登場し、防災拠点としての役割も期待されている。

和歌山が「全国トップ」の点

 道の駅は歴史・文化の紹介や道路情報などを伝える「情報発信」、無料でトイレや駐車場を使える「休憩」、駅を接点に活力ある地域づくりを行う「地域連携」の三つの機能を備える施設。市町村や公的な団体が設置し、国土交通省が登録している。1993年4月に全国103駅が登録され、今年2月現在で1213駅に増えた。

 県内では初めに「しみず」(旧清水町、現有田川町)と「San Pin 中津」(旧中津村、現日高川町)の2駅が登録された。2023年9月には36駅目となる「海南サクアス」(海南市)がオープンした。

 現在、熊野古道の世界遺産登録20周年を記念したスタンプラリーを和歌山、三重(18駅)、奈良(16駅)の3県が連携して実施しているが、全70駅のうち半数以上が和歌山県内にある。田辺市内だけで7駅もある。

 設置数をみると、最も面積が…

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