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新総統に就任する頼清徳氏や民進党に対する抗議集会に参加する民衆党の支持者たち。台湾で公約を守らないことを意味する「芭樂(グアバ)票」という言葉にちなんで、参加者らはグアバを手に抗議した=2024年5月19日午後3時51分、台北、藤原伸雄撮影
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 台湾民進党の頼清徳(ライチントー)主席が20日、新たな総統に就任し、同日午前11時(日本時間正午)ごろに就任演説を行う。頼氏を台湾の若者たちはどうみているのか。与党の民進党、野党の国民党、民衆党を支持する各学生たちからは多様性ある社会の発展や環境など様々な分野に注文がついたり、中台間の交流を求めたりする声も聞かれた。

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 台湾大学の李維君さん(19)は民進党を支持する。自らを性的少数者だと自認しており、蔡英文(ツァイインウェン)政権が実現した同性婚の合法化などを「過去の政府ならば実現できなかったブレークスルー」だと評価する。

 頼氏に対しては新政府人事などから「信頼を置ける人を配置している」とみており、「異なる多様な意見を取り入れて社会問題に取り組んで欲しい」と希望する。

 対中関係では、蔡氏が総統を…

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