パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)の検察局が、イスラエルのネタニヤフ首相とガラント国防相、イスラム組織ハマスの幹部3人に戦争犯罪や人道に対する犯罪の容疑で逮捕状を請求したことを受け、当事者や欧米で反発が広がっている。
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検察局は、ネタニヤフ氏とガラント氏は意図的にガザの民間人に攻撃を指示した行為や、戦争の手段として飢餓を引き起こした行為に責任があるとしている。両氏が戦争犯罪と人道に対する犯罪の責任を負うと信じる「十分な証拠がある」と判断した。
ネタニヤフ氏は20日、ビデオ演説で逮捕状請求について「歴史的な道徳上の暴挙だ」とし、「国際法廷に、永遠に消えることない汚点を残す」と非難。ICCの決定は「世界中で猛威を振るっている反ユダヤ主義の火にガソリンを注いでいる」と語った。
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