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熊本地方裁判所。明治時代に建てられた旧庁舎の赤れんがが残されている=熊本市中央区京町1丁目

 人気漫画誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)などの連載作品が発売前にネット上で公開された事件で、著作権法違反の罪に問われたフランス人の男2人と関連会社の初公判が27日、熊本地裁(中田幹人裁判官)で開かれた。2人と1社はいずれも起訴内容を全面的に認めた。検察側は冒頭陳述で、会社の広告を出す代わりに発売前の漫画を入手して欲しいと頼まれたのが動機だったことを明らかにした。

 被告は、いずれも東京都新宿区に住む会社経営の男(37)とスタッフの男(34)の両被告と、被告が経営する漫画関連商品販売会社(東京都北区)。

 起訴状などによると、1月26~31日、週刊少年マガジン(講談社)の「ブルーロック」、週刊少年ジャンプの「ONE PIECE(ワンピース)」と「呪術(じゅじゅつ)廻戦(かいせん)」の3作品の最新回を発売前に入手し、著作権者の許諾なしにスマートフォンで記録・複製し、著作権を侵害したとされる。

 3作品はいずれも週刊誌の発…

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