テレビ東京が2023年に放送した「激録・警察密着24時!!」で不適切な内容があった問題で、番組内で「悪質コピー商品の販売業者」として取り上げられた会社の代理人の飯田学史弁護士(神奈川県弁護士会)が30日、朝日新聞の取材に応じ、「当時、逮捕者の不起訴や無罪主張があったにもかかわらず、これに触れずに放送したことは『推定無罪の原則』に反している。警察がこのような撮影に協力していることにも問題がある」と指摘した。
放送前に不起訴に
飯田弁護士は昨年6月、テレ東に対して抗議文を提出。放送内容について「捏造(ねつぞう)を認め、真摯(しんし)に謝罪すること」「訂正する文書をホームページに掲載すること」などを求めた。
番組が放送されたのは23年3月。「鬼滅の刃」のキャラクター商品に関する不正競争防止法違反容疑事件を取り上げた。
しかし、事件で逮捕された従…