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2024年5月30日、チェコのプラハで、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長に国家勲章を授与するチェコのパベル大統領(右)=ロイター
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 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は30日、チェコのプラハで開催中のNATOの外相会合の基調講演で、ウクライナが欧米各国から供与されている兵器でロシア領内の軍事拠点に攻撃することを、供与国が認めるべきだとの考えを改めて示した。

 同氏は講演で、ウクライナとロシアの国境沿いで戦闘が激化していると指摘。供与された兵器をウクライナがロシア領内への攻撃に使うことを制限するかは供与国の判断だとしながらも、「制限について検討する時が来た。ウクライナには自衛権がある。ロシア国内の軍事目標を攻撃することも自衛権に含まれる」と述べ、加盟国に兵器の使用に制限を設けないよう呼びかけた。

 ウクライナに兵器を供与して…

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