悪質なカスタマーハラスメント(カスハラ)と、長年闘い続けている店がある。
- 丼につまようじ500本 カスハラで閉店に追い込まれたラーメン店
都内に4店舗ある24時間営業の弁当店「キッチン DIVE」。同店では、客が来店前に在庫を確認できるよう、店内に明示した上で、防犯カメラの映像をユーチューブで生配信している。
それでも、カスハラと思われる暴言などが月1~2回ほどは断続的にあるという。
近く、新たに会計をセルフレジにし、キャッシュレス決済のみにする予定だ。
2021年5月には、亀戸店に酒に酔った2人連れの男性が来店。店員に返金を要求した上で暴言を吐くなどする防犯カメラの映像が生配信され、ネット上で拡散して物議を呼んだ。
オーナーの伊藤慶さん(42)によると、防犯カメラの効果で万引きの被害は設置前の10分の1ほどに減ったが、カスハラをする人は絶えないという。(三宅梨紗子)