4日午前、ロサンゼルスに向けて成田空港を離陸したばかりの貨物機ポーラーエアカーゴ752便(ボーイング777―200型)がエンジントラブルで同空港へ引き返し緊急着陸した。
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貨物機に何が起きたのか。
元日本航空(JAL)機長で航空評論家の小林宏之さんによると、今回の不具合の原因として、エンジン自体の異常▽滑走路上の異物の巻き込み、などが考えられるという。
一般的には鳥が衝突するバードストライクの可能性もあるとしたが、関係者によると、今回のケースでは、機体にバードストライクの痕跡は確認できなかったという。
小林さんは、緊急着陸後の機体の写真では、右エンジンの後部が破れているように見えるといい、エンジンの破損を伴う異常だった可能性も指摘した。
燃料、なぜ投棄?
また、離陸から約2分後に緊…