孤独・孤立問題をめぐり、政府は11日、新たな重点計画を策定した。実態把握を進めるほか、医薬品の過剰摂取(オーバードーズ)対策としての啓発活動などを実施する。横断的に取り組むため、各府省庁の関連施策は141項目に及ぶ。
重点計画では、コロナ禍後も問題が深刻化していると指摘。若者を中心としたオーバードーズについては、背景の一つに孤独・孤立感を挙げた。学校薬剤師などの協力を得て、家族も含めた薬の乱用防止の啓発活動を実施するとした。
また、全国調査により孤独・孤立の実態把握を進めるほか、国際比較などを通じて課題点をより明確にするとした。周りで困っている人を支援する民間の「つながりサポーター」の養成、海外で孤独・孤立に悩む日本人への支援なども盛り込んだ。
重点計画は、対策の基本方針…