昨年4月の東京都江東区長選をめぐる事件で、公職選挙法違反(買収、有料ネット広告)の罪で在宅起訴された前区長の木村弥生被告(58)に14日、懲役1年6カ月、執行猶予5年の有罪判決が言い渡された。法廷では謝罪や後悔を口にしたものの、記者会見などで説明責任を果たそうとする姿勢は見えず、区民からは冷ややかな声も上がる。
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紺色のパンツスーツ姿で東京地裁の法廷に現れた木村前区長は、主文と判決理由をじっと聞いていた。
控訴手続きなどについて説明した裁判長から「わかりますか」と問われると、無言のまま、大きくうなずいた。
3月の初公判で「悔やんでも悔やみきれない」と語った前区長。5月、公選法違反(被買収)の罪に問われた元区議の公判に証人として出廷した際、事件にいたった経緯などを説明した。
区長選では自らを支援しても…