(前年優勝校 智弁学園 前年参加チーム数35)
春の近畿大会4強の天理が一歩リードしている。春の県大会決勝で2本のスリーランを放った大谷汰一や主将松本大和を中心に強打者がそろう。エース麻田悠介は、多彩な変化球でタイミングをずらす投球が持ち味。大学野球を30年間指導し、今年就任した藤原忠理監督の手腕も注目される。
追うのは連覇を狙う智弁学園。昨夏の甲子園を経験した主将知花琉綺亜や佐坂悠登が並ぶ打線はつながりがよく、左腕田近楓雅を中心とした投手陣も厚い。
最速145キロの沢辺孝良を擁する橿原学院、昨秋の県大会準優勝で春8強の奈良大付、公立勢では高田商や橿原も有力だ。(佐藤道隆)