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選挙ボランティアからの声援に応える石丸伸二氏=2024年7月7日午後10時16分、東京都新宿区、恵原弘太郎撮影

 7日投開票の東京都知事選では、3選を果たした小池百合子氏(71)に敗れたものの、約165万票で次点だった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)の躍進が目立った。知名度の高い前立憲民主党参院議員の蓮舫氏(56)にも40万票以上の大差をつけた。新たな「劇場型選挙」とみる声がある。

 都知事選は、立候補した現職が全勝しており、「現職優位」が顕著。現職を相手に160万票超を集めた例は、2007年に石原慎太郎氏と争った元宮城県知事の浅野史郎氏(約169万票)や、11年に同じく石原氏に敗れた元宮崎県知事の東国原英夫氏(約169万票)などの例に限られる。

 また、石丸氏と同じく政党支援のない候補では、16年に初当選した小池氏(約291万票)以来の大量得票だった。

かつての「小池劇場」と重ね合わせ

 石丸氏の陣営幹部は当初、得…

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