米ホワイトハウスは9日、ドイツなど欧州各国とともに、地対空ミサイル「パトリオット」を含む戦略的防空システム5基をウクライナに提供すると発表した。ロシアは都市部の民間インフラなどへの攻撃を繰り返しており、防空強化はウクライナの優先課題となっている。
米国、ドイツ、ルーマニアがそれぞれパトリオットの発射装置を供与するほか、オランダとその他の国々はパトリオットの構成要素を提供し、一つの発射装置として使えるようにする。イタリアは別のミサイルシステムを提供するという。
米独などは声明で「これらのシステムを迅速に活用できるよう、ウクライナ政府と緊密に調整している」とした。年内にさらなる防空システム提供の発表をめざしているという。
追加の防空システム供与は…