世界に熱狂の渦を巻き起こしたザ・ビートルズ。メンバーのポール・マッカートニーは頂点へと駆け上がりながらどんな風景を見ていたのか。その一端を伝える「ポール・マッカートニー写真展 1963-64~Eyes of the Storm~」(フジテレビなど主催、朝日新聞社など後援)が19日に東京・六本木の東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー)で始まる。ポールが35ミリフィルムのペンタックスで自ら撮影した約250点が、本人による音声ガイドで楽しめる。
ビートルズは1962年10月にイギリスでデビューし、63年1月発売の「プリーズ・プリーズ・ミー」以降、ナンバーワンヒットを連発し、人気を不動のものにした。
今回展示されるのは、63年12月のリバプール公演から64年2月までの写真。「抱きしめたい」で念願のアメリカのヒットチャート1位をとり、ニューヨーク、ワシントンDCで公演に臨んだ勇躍の時期だ。マイアミで休暇を楽しんだ時に撮影したものもある。
プリントされていなかった写真の中から、ポール自身も選出に加わり、昨年、ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーのリニューアルオープン記念展覧会として公開された。
当時20代前半だったメンバ…