一昔前にハーフパンツとポロシャツで通学していたら、生活指導の対象だったかもしれない。そんなハーフパンツとポロシャツを「制服」とする学校が出てきている。毎年のように暑さが更新される日本の猛暑への対策になるとして導入され、生徒からは「涼しい」と歓迎の声。男女差もほぼなく、ジェンダーレス制服としても受け入れられている。
速乾性のポロシャツ
「めっちゃ涼しい!」
私立市川中学高校(千葉県)に通う、中学3年の村岡駿さんは喜ぶ。
同校は昨年度から、ハーフパンツとポロシャツを制服として導入した。村岡さんはJR市川大野駅から学校まで、約3キロの道のりを自転車で向かう。「シャツの時は汗だくだった。ハーフパンツだと、ズボンの端が車体にひっかからないのもいい」
中学1年の諸永実優さんも「ポロシャツはボトムの外に出してもOKなので、だいぶ涼しい。小学校時代の友達にうらやましがられている」と歓迎する。
生活指導部長の都筑靖教諭(64)は「生徒は暑さをしのげ、教員の服装指導も楽になると考えた」と話す。
保護者や生徒にアンケートを…