米共和党全国大会は2日目の16日、トランプ前大統領(78)とかつて党内の予備選で争った候補が次々と登壇し、全面的支持を打ち出した。最も有力な対立候補だったヘイリー元国連大使(52)もトランプ氏への銃撃事件を受けて急きょ登壇し、トランプ氏の下での団結を呼びかけた。
- 「生きて戻ってきた」団結高まるトランプ氏陣営、守勢のバイデン氏
予備選では党内の「反トランプ票」を集めたヘイリー氏だが、この日は姿勢を一転させた。トランプ氏から「団結」のために演説を依頼されたと説明した上で「トランプ氏は私の強力な支持を得ている」と断言した。
ヘイリー氏は自らの支持者に呼びかけるように「トランプ氏に100%同意していなくても、彼に投票することはできる。団結した共和党は米国を救うために不可欠だ」と訴えた。自ら国連大使として一翼を担ったトランプ前政権の外交を高く評価し「(ロシアの)プーチン大統領がウクライナを攻撃しなかったのは、トランプ氏がタフだったからだ。強い大統領は戦争を防ぐ」と述べ、民主党のバイデン大統領(81)との差を際立たせた。
米メディアによると、ヘイリ…