南太平洋の島国と日本による「太平洋・島サミット」は18日、首脳宣言と共同行動計画を採択します。リゾート地として有名な国々の要人がなぜ日本に集うのでしょうか。中国が影響力を増す中、日本側の「思惑の変化」を含め、解説します。
- 記者が見た南太平洋の中国の存在 島民は「見返りが怖い」と語った
Q 「太平洋・島サミット」って?
A フィジーやソロモン諸島など南太平洋の16の島国と地域の首脳に加え、オーストラリアやニュージーランドの閣僚(かくりょう)らを日本に招き、経済協力や気候変動対策について話し合う会議だ。1997年から3年ごとに開いており、今回が10回目。前回はコロナ禍でオンライン開催(かいさい)だったため、対面では6年ぶりだ。今回は東京だが、2015年は東日本大震災後の福島で開催した。
Q なぜ日本が開くの?
A 日本は第1次世界大戦で…