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レバノンの首都ベイルート南郊で2024年7月17日、スクリーンを通じて演説するヒズボラ指導者のナスララ師(中央奥)=ロイター

 レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルの間で続く攻撃の応酬をめぐり、ヒズボラの指導者ナスララ師は17日の演説で、レバノン側の民間人被害が今後も増えた場合、これまで攻撃していないイスラエル側の新たな地域を標的にすると警告した。

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 ヒズボラが運営するテレビ局アルマナルによると、ナスララ師は演説で「(イスラエルが)民間人を標的にし続けるなら、これまで手つかずだった新たな入植地をミサイルなどで攻撃せざるを得なくなる」と述べた。ヒズボラはイスラエルの存在を認めておらず、「入植地」はイスラエル側の地域を指す。

 ロイター通信によると、レバノンでは民間人の犠牲が増え続けており、15~16日のイスラエル軍の攻撃では子ども3人を含む計8人が死亡した。昨年10月にイスラエルとの攻撃の応酬が始まって以降の死者数は100人以上になる。

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