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大槻健太監督の話を聞く枚方なぎさの選手たち=2024年7月18日、南港中央、丹治翔撮影

 (18日、第106回全国高校野球選手権大阪大会3回戦 大阪桐蔭11―0枚方なぎさ=五回コールド) 

 枚方なぎさ・大槻健太監督

 悔しい結果になったけど、これからの君たちにとって分岐点、課題にしてほしい。

 大阪桐蔭と、監督として戦える経験をさせてもらったのは、君たちが2回戦を勝ってくれたから。俺自身も初めて対戦して、どんな感じかなと思ったけど、やっぱり強いし、きっちりしているし。でも、「ああやっぱりかなわへんな」ではなかった。君たちが頑張って、五回コールドという差はあったけど、しっかり練習して戦ったら9イニング戦える。9イニング戦って勝てるチームつくらなあかんなっていう課題を君たちにもらった。

 俺はまた来年も高校野球に携わるチャンスはあるけど、君たちはこの経験をどうつなげるか。まだまだ課題はあるし、成長してほしい部分はたくさんある。野球を通して、人にやさしくなろう、色んなことに気づこう、道具を大事にしよう、謙虚になろう、と言ってきたが、正直まだまだ。

 高校野球がなくなったときに何を一本、芯にして、そういうことに気づいて成長してくれるか。それをこれからは楽しみにしている。=南港中央

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