世界保健機関(WHO)が「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」を採択するなど、お酒に対する社会の見方は厳しくなっている。アサヒグループホールディングスの勝木敦志社長(64)に、メーカーとしての対応を聞いた。女性登用の取り組みについても尋ねた。
主要100社景気アンケート
朝日新聞が今月実施した「主要100社景気アンケート」で、各社の経営陣にインタビューした内容を随時配信します。
――適正飲酒への取り組みが求められています。お酒を売ることとの両立はできますか。
「お酒の楽しみを知り尽くしている立場として、消費者の方たちには健康的に長く飲み続けていただきたい。飲酒によって健康を害していただきたくない。そういった点で、不適切な飲酒を撲滅するのは当然。大量飲酒、未成年飲酒などは積極的に撲滅していきたい」
――具体策はありますか。
「アルコール系飲料の販売量…