26日の自民党総務会で、9月の総裁選に向けた選挙管理委員会のメンバー11人が報告された。裏金事件で多くの派閥が解散を決めたことを受け、従来の派閥ごとの人選から地域や当選回数などを考慮する形に変えたという。
選管は総裁選の日程や選挙運動のあり方を決める組織で、委員は党総裁が決める。これまでの総裁選は派閥単位で動いていたため、候補者間の公平性を期す観点から派閥からの委員の推薦を受け入れてきた。森山裕総務会長はこの日の会見で、岸田文雄首相による今回の人選について「地域性や期数、女性も入り、バランスよく選んだのではないか」と語った。
今回のメンバーを派閥別にみると、逢沢一郎・元国会対策委員長や中谷元・元防衛相ら無派閥が最多の5人。安倍派からは3人、麻生、茂木、二階の各派からは1人ずつで、岸田派は0だった。
8月上旬に開かれる初会合で…