3月25日に開催された自然共生ウェビナー「企業価値を高める『ネイチャーポジティブ』とは?」では、環境省自然環境計画課の小林誠課長補佐が基調講演を行った。
概要は以下の通り。
自然共生ウェビナーを開催
自然共生ウェビナー「企業価値を高める『ネイチャーポジティブ』とは?」は、朝日新聞社と森林文化協会が主催してオンラインで開かれました。基調講演に続いて、パネリストの竹中工務店、朝日新聞社がそれぞれ生物多様性の保全や環境経営の取り組みを紹介。パネルディスカッションも行いました。この記事は基調講演を紹介しています。
日本の生物多様性は50年間損失が続いている。いわゆる二次的な自然、里地里山と呼ばれる人の手が入る森林や農地が危機的状況なのが特徴だ。アンダーユース(人の手が入らないこと)で質が悪化している。
こうした中、世の中は2030年までに生物多様性の損失を止めて回復させていこうというスローガンのもと、ネイチャーポジティブ(自然復興)に向けて進んでいる。
国内は里地里山など企業や地…